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NISAとは何ですか。
2014年から導入された投資信託や株式のための非課税制度です。
英国で1999年に導入が開始された個人貯蓄口座「ISA(Individual Savings Account、アイサ)」を参考にした制度であるため、
「日本版ISA」とも呼ばれます。なお、「NISA(ニーサ)」は公募により決定された当制度の愛称になります。
NISAを利用すると、非課税口座において投資した投資信託や株式から生じる配当・譲渡益を非課税で受け取ることができ、投資信託の場合は分配金(普通分配金)と売却益/償還差益が対象となります。
誰でも利用できますか。
成年年齢の引き下げに伴い2023年から非課税口座開設年の1月1日時点で満18歳以上の日本居住者等が対象になります。
NISAの非課税口座で、投資信託だけでなく、株式にも投資することは可能ですか。
「成長投資枠」では、投資信託に加え、株式(ETF、REITを含む)にも投資することが可能です。ただし、毎月分配型やデリバティブ取引を用いた一定の投資信託などは除外されます。
一方、「つみたて投資枠」では投資信託とETF(上場投資信託)が投資対象になり、株式に投資することはできません。
また、「つみたて投資枠」の対象商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の要件を満たす商品に限定されます。
投資額が年間の投資額上限に満たなかった場合、未使用の非課税投資枠を翌年に繰り越すことは可能ですか。
できません。使用しなかったその年の投資枠は年末を期限に利用できなくなります。
保有している投資信託をNISAの非課税口座に移すことは可能ですか。
できません。NISAを利用するには、非課税口座で新規に購入する必要があります。
年間の投資額上限に手数料は含まれますか。
投資元本が対象となり、手数料はNISAの投資額には含まれません。
投資信託で分配金再投資を選択した場合、どのような扱いになりますか。
分配金再投資も非課税口座での投資とみなされ、投資額に算入されます。なお、年間投資枠上限までは非課税口座内で再投資されますが、年間投資枠上限を超えた部分は課税口座での再投資になります。
2023年12月末までに購入されたものから分配金が発生した場合、2024年1月以降(受渡日基準)は、非課税投資枠の有無に関わらず、課税口座での再投資となります。
※上記は、あくまでも制度上の決まりであり、金融機関によって異なる場合があります。
非課税口座で投資信託を20万円購入、数日後に売却した場合、売却した20万円を非課税投資枠として再利用できますか。
一度使用した非課税投資枠は、たとえ売却したとしても再利用はできませんが、翌年以降にその年の年間投資枠の範囲で再利用が可能となります。
非課税口座で保有する投資信託が償還された場合、償還となった投資信託の非課税投資枠は再利用できますか。
償還の場合も、売却と同様に非課税投資枠の再利用はできませんが、翌年以降にその年の年間投資枠の範囲で再利用が可能となります。
非課税口座で損失が出た場合、その他の口座での利益と損益通算できますか。
損益通算はできません。
※当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成時点で知り得る情報に基づき作成したものであり、内容については将来変更になる可能性があります。