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春山昇華の豊健活教室

どうなる金利と株 リーマンショック後の30年を読む

第13回 長期金利のメガ・トレンド

2019年03月08日

米国の長期金利は1981年9月をピークに景気の上下動を乗り超えて約35年間低下した。世界の主要国の長期金利も同様に長期にわたって低下を続けた。  【米国10年国債利回りの推移】

米国の長期金利がピークをつけて約1年後に、世界の主要国の株式が上昇に転じ、今日まで続く壮大な上昇相場となっている。

 【世界の主要国の株価推移】

長期的に金利が低下に転じた1981年9月以前は、長期的な金利上昇の時代だった。
第二次世界大戦が終わって10年ほど経過すると世界はインフレに悩まされるようになった。そしてインフレを反映して長期金利はどんどん上がった。こんな高金利では経済が回らないと思われるほどの高金利になった。

何がその背景にあったのだろう?

背景には、米国とソ連が対立した東西冷戦があった。
冷戦時代は、同じ陣営の国々に対して米国とソ連が援助のバラマキ合戦を演じた。
米国は物資購入のためのUSドルの供与や先端技術の模倣を黙認し、ソ連は資源エネルギーを提供した。

援助を受けた国々は努力なしに膨大な援助が得られるので、インフラや社会保障の拡大に非効率な方法で浪費した。
非効率性はコスト高を蔓延させ、高コスト→商品サービスの値上げ→物価上昇→賃上げ→コスト上昇、というインフレ・スパイラルに陥った。

しかし、そのような援助のバラマキ天国に終わりが来てしまう。
それは次回に・・・

今回のまとめ
米国とソ連が援助のバラマキ合戦を演じた。援助を受けた国々は、その援助を非効率な方法で浪費した。
非効率性はコスト高を蔓延させ、高コスト→商品サービスの値上げ→物価上昇→賃上げ→コスト上昇、というインフレ・スパイラルに陥った。

第14回「バラマキが終わって夢から覚めると」は、3月15日(金)に掲載予定です。
援助のバラマキ天国は長くは続かなかった。夢から目が覚めて冷静になると・・・

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執筆者プロフィール

春山 昇華(はるやま しょうか)
1978年京都大学法学部卒。87年から英国・ロンドンにて株式と債券による国際分散投資に従事。オフショア登録ファンドでトップの成績を記録。帰国後は、国内系・外資系の投資顧問会社などで年金基金の運用に従事したのち、投信の立ち上げと内外株式のCIOなど多彩な活躍。
個人投資家による投資立国の必要性を感じ、投資知識の普及を目指して96年よりネットで情報を提供する。現在は個人投資家を対象に春山ゼミを主宰するとともに、企業向けのアドバイスも行っている。
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