三井住友トラスト・アセットマネジメント
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三井住友トラスト・グループ

ESG課題への対応

トップダウン型エンゲージメント

当社は2019年、経営会議においてESG投資ポリシーを制定し、12のESGマテリアリティを特定しました。これに基づきトップダウン型エンゲージメント活動を推進しています。投資先企業のESGマテリアリティに対応して、トップダウンで対象企業を100社程度選定したうえで、当該企業のESG課題、ESG経営度に応じて、各ESGマテリアリティに紐づくゴール(長期目標)、およびバックキャストによるターゲット(中間目標)を設定し、エンゲージメント活動を推進します。これまでの数多くのエンゲージメントの積み重ねにより蓄積した“企業や業界動向への深い理解や知見”、日米英3拠点から積極的に参画している内外イニシアチブ等を通じて得られる “ESGに関するグローバル潮流に関する知見”を基に、効果的なゴール・ターゲットを設定し、実効的なエンゲージメント活動を行っています。エンゲージメントの進捗状況は各企業のESGマテリアリティターゲット別に四つの段階で管理します。また、ターゲット達成後にも、その先の施策実行や課題解決までのモニタリングを行います。

2022年度の活動実績(2022年7月~2023年6月)

テーマ別では、気候変動23%、環境関連機会14%、人的資本16%、人権とコミュニティ11%、社会関連機会4%などとなりました。リスクのみでなく機会に関する対話も積極的に行いました。当年度も多くの企業で進展が見られ、ステップ5(施策実行)ステップ6(課題解決) に進んだ事例も多くありました。また、Eでは施策実行が一部にとどまったため、Sでは経営層との対話に積極的に取り組んだことでステップ4(経営層と課題認識を共有)の比率が高まりました。2023年度は、全体のステップ前進に向けて、経営層との対話を継続し、特にステップ5とステップ6を意識したエンゲージメント活動を推進します。