- ホーム>
- アクティブETFとは?
アクティブETFとは?
アクティブETFについて
2023年6月、多様化した投資家ニーズに応える目的で、東京証券取引所において特定の指数に連動しないアクティブ運用型ETF(以下、アクティブETF)の上場制度が導入されました。アクティブETFとは、独自の運用戦略などにより市場平均を上回るリターンの獲得を目指す運用を行うETFのことです。
インデックス運用と
アクティブ運用
インデックス運用は、ベンチマークとなる指標(インデックス)など、あらかじめ定められた目標に連動する運用成果を目指します。一方のアクティブ運用は、ファンドマネージャーが企業調査を行った結果などを基に銘柄を選定し、市場平均を上回る運用成果を目指します。
- ※上記はイメージ図であり、各運用方法の値動きの全てを表したものではありません。また、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
アクティブETFのメリット
-
①特定のテーマやセクターなど、多様なニーズに対応
近年、テーマ型などの多様な指数に連動するインデックス運用型ETF(以下、インデックスETF)が増えていますが、アクティブETFでは、そもそも特定の指数に連動をする必要がありません。多様な投資ニーズに応じたETFの設定が可能であることから、投資家の選択肢が広がります。
-
②ETFのメリットを享受しながらアクティブ運用が可能
相対的に低コストで、保有銘柄が日々開示されるなど透明性が高く、リアルタイムで売買できるといったETFの特徴はそのままに、自由度の高いアクティブ運用の戦略を選択することが可能です。
アクティブETFのデメリット
-
①インデックスETFよりコストが相対的に高い
インデックスETFは、企業調査や銘柄選択などの手間が不要なため、相対的に低コストで運用が可能です。一方、アクティブETFは、企業調査の費用などがかかるため、インデックスETFよりも一般的にコストが高くなる傾向にあります。
-
②運用戦略によっては市場全体のリターンを下回る場合も
アクティブETFは、独自の戦略などによって銘柄を選択することで、市場平均を上回るリターンの獲得を目指しますが、マーケット環境によっては、特定の銘柄や業種の下落が影響して、市場平均を下回るリターンとなることもあります。どのような戦略や運用をしているのか、しっかり理解をしておく必要があります。
インデックスETFとの比較
項 目 | アクティブETF | インデックスETF |
---|---|---|
運用方針 | 市場平均を上回るリターンを目指す |
指標と同等のリターンを目指す |
コスト | 相対的に高い |
相対的に低い |
運用の 柔軟性 |
高い |
限定的 |